根拠のある診断・評価から、支援へ。

DISCO


 

DISCO(The Diagnostic Interview for Social and Communication Disorders)11th edition(2003)は、自閉症スペクトラムの概念をはじめて提唱した、

Lorna Wing博士・Judith Gould博士らにより開発された自閉症スペクトラムを中心とする発達障害の診断・評価のための、国際的ツールです。

 

DISCOは言語発達、運動発達を含む発達全般についての設問と、発達障害や精神障害でみられる非定型的行動に関する設問が、

合計約300項目にわたって設定され、発達歴と現症の記述および支援プログラムの作成に必要な情報を系統的に得ることを目的としています。

 

この評定に基づいたアルゴリズムに従って、DSM-5、ICDー10による診断、Gillbergらの診断(2001)、Wing and Gould (1979)の診断を行うことが可能です。

 

DISCOは発達や行動特性を多様な側面から多項目にわたって把握するという特徴があり、いわばbottom up的な情報収集を行うため、

今後、国際的診断基準が変わっても診断アルゴリズムを変更することで対応できるようになっています。

 

対象の年齢層は幼児から成人までカバーしており、児童精神科臨床のみならず一般精神科臨床や成人の司法臨床にも使用可能です。

DISCOの位置付け

2007年Judith Gould博士の協力のもと日本で初めてのDISCOセミナーが

よこはま発達クリニックにて開催され、日本では当相談室の代表理事である内山登紀夫を主催トレーナーとして日本語によるDISCOトレーニング・セミナーを開催することが認められました。

 

したがって、DISCOを日本で使用する為には、当相談室で開催される4日間のセミナーを受講し、DISCOを用いての診断・評価が一定の水準に達したと判断される必要があります。

 

DISCO使用者として認定された方は、全英自閉症協会(National Autistic Society)の認定証が交付されます。

 

なお、DISCOは英語版も日本語版も市販はされず、トレーニングを受けて認定された専門家しか使用することができません。


DISCO認定者

当相談室では、初期評価に携わる医師・臨床心理士は全員、DISCOトレーニングを受けており、全英自閉症協会よりDISCO使用の認定を受けています。


DISCOを用いる理由

DISCOは自閉症スペクトラムの診断のみならず、その他の併存疾患や生活状況を把握することができ、支援プランを立案することを目的としています。

したがって、臨床的には非常に有用であるため私たちはDISCOを使用しています。